松本零士展と『キャプテンハーロック』全42話無料配信
カテゴリ:旅と映画 タグ:松本零士, キャプテンハーロック, 銀河鉄道999, 松本零士展, YouTube無料配信
小学生の頃、テレビの前で『宇宙海賊キャプテンハーロック』を観ていたときの、あの緊張感を覚えている方も多いのではないでしょうか。眉間に古傷のある海賊船長が、静かに、しかしどこか寂しげに宇宙を渡っていく――子供心にも、ただの正義の味方とは違う何かを感じていたように思います。
そのハーロックが、この秋、期間限定でもう一度、無料で観られることになりました。
全42話、YouTubeで期間限定無料公開
「銀河鉄道999」50周年プロジェクトの一環として開催される「松本零士展 創作の旅路」(角川武蔵野ミュージアム、2026年9月19日~10月26日)を記念し、『宇宙海賊キャプテンハーロック』全42話がYouTubeで期間限定無料公開されることが発表されました。
2026年9月7日(月)20:30に第1話がスタートし、以降は毎日20:30に1話ずつ公開。ただし各話とも公開から2週間限定、かつ日本国内のみの視聴とのことなので、観たい回は早めに、こまめに追いかけていく必要がありそうです。
夜空を見上げるのが好きだった少年が70年をかけて紡いできた創作の軌跡を辿る展覧会と、代表作のひとつであるハーロックの全話配信。ふたつが同時に動き出すこの機会は、松本零士作品にゆかりのある方にとって、少し特別な秋になりそうです。
メーテルを見送った、あの夏を思い出しながら
以前、こちらの記事で『さよなら銀河鉄道999』と、渋谷の五島プラネタリウムでの体験について書きました。
『さよなら銀河鉄道999』を観た夏、五島プラネタリウムで見上げた星空
鉄郎を置いて走り去っていく999号を見送ったときの、あの切ない余韻。松本零士さんが描く別れは、いつもどこか静かで、それでいて長く胸に残ります。ハーロックもまた、仲間との別れや孤独と隣り合わせで宇宙を旅する物語です。999を観て胸に何かが残った方には、ハーロックの航海もまた、同じように響くところがあるかもしれません。
今回の全42話無料配信は、そうした松本作品の世界観を、あらためて最初から辿り直せる貴重な機会のように思います。
展覧会と配信、それぞれの楽しみ方
展覧会「松本零士展 創作の旅路」は角川武蔵野ミュージアム(埼玉・所沢)での開催で、会期は10月26日までとなっています。原画や資料を通じて創作の軌跡を追う展覧会と、映像そのものを味わえる配信とは、また違った角度から作品世界に触れられるように思います。お近くまで足を運べる方は、配信で物語をたどったあとに展覧会を訪れてみると、感じ方がまた変わってくるかもしれません。
配信については、公式アカウント(零時社/松本零士)のお知らせをこまめに確認しながら、視聴期限に間に合うよう楽しんでいただくのがよさそうです。
おわりに
40代、50代の頃にブラウン管の前で見上げていた宇宙が、こうして令和のいまも形を変えて帰ってくる。そのことに、少し不思議な、あたたかい気持ちになります。
999の記事とあわせて、今回のハーロックの航海も、どこかで静かに見届けていただけたら嬉しく思います。


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