一人時間編:湘南サウンドと、べんてん丸に揺られて

夕暮れの江の島を望む窓辺で、レコードとカセットテープが並ぶ昭和の情景

パナステーションでミニコンポを買った日のことを、今でもよく覚えています。

当時は、注文をすれば自宅まで配達し、設置までしてくれるのが当たり前でした。店長さん、いえ、社長さんご自身が届けに来てくださり、配線の確認用にと、アルバムCDを2枚持ってきてくださったのです。

杏里さん、そして杉山清貴とオメガトライブ。確認が終わると、「よかったら、どうぞ」とそのまま置いていってくださいました。

思えば、両親の世代が電化製品を選ぶ場所といえば、今のような家電量販店ではなく、町の電気屋さんが主流でした。顔なじみの店主が、配達から設置、ちょっとした世間話まで引き受けてくれる。そんな時代の、良い名残りだったのだと思います。

家に帰って早速そのミニコンポで聴いた音は、今も耳の奥に残っています。海を歌う声、リゾートを思わせるサウンド。TUBEも含めて、あの頃の「湘南サウンド」には、ずいぶんと救われた記憶があります。

そういえば、杉山清貴さんは横浜市磯子区のご出身だそうです。
以前この場所でご紹介した「はまぎん こども宇宙科学館」。
あの町の記憶は、ここにも息づいていました。

■ 江の島へ

そんな音楽の記憶を抱えながら、今年は一人で、江の島へ足を運んでみようと思っています。

江の島には「べんてん丸」という、小さな遊覧船があるそうです。弁天橋から稚児ヶ淵まで、わずか6分ほどの海上遊覧。大きなクルーズ船とは違う、ささやかな船旅です。現金でのその場払いという、どこか懐かしい仕組みも残っているようです。

一人だからこそ、こういう小さな船に揺られる時間も、悪くないのかもしれません。

■ 一人の時間について

夫婦や家族で過ごす連休も良いものですが、一人で過ごす時間には、また別の心地よさがあります。

朝の散歩、電車でのんびり出かける小さな旅、喫茶店でひと息つく時間。誰にも急かされず、自分の速さで過ごせる贅沢。そんな時間を、今年のシルバーウィークに、少しだけ確保してみるのはいかがでしょうか。

宿泊先は、一人旅向けのホテルというジャンルが、江の島・鎌倉エリアにも用意されているようです。

■ 自分への、ささやかなご褒美

一人の時間を、少し贅沢に締めくくるなら。頑張ってきた自分に、小さな贈り物を用意するのはいかがですか?

■ おわりに

湘南サウンドを聴きながら過ごした若い日々と、今、一人でべんてん丸に揺られる時間。時代は変わっても、海の匂いだけは、あの頃のままかもしれません。

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